AWStats ログファイル解析ツール 7.4 ドキュメント

AWStatsの紹介 / 機能の概要

この文書は工藤がオリジナルのオンラインドキュメントを個人的に和訳したものです。

AWStatsという名前は「Advanced Web Statistics」を縮めたものです。AWStatsはウェブ、FTP、メール、ストリーミングのサーバログに含まれるさまざまなデータを集計し、詳細なレポートを生成してくれるツールです。レポートはグラフを使って表現された読みやすいウェブページの形で提供されます。

AWStatsは1997年に開発が始まり、同じ制作者（Laurent Destailleur）によって開発が続けられています。しかし、現在の開発内容は「維持」と小さな機能追加に限られています。なぜなら開発者は2008年7月より、Dolibarr ERP & CRMと呼ばれる別のプロジェクトのプロジェクトリーダーとして多くの時間が割かれるようになったからです。それでも他の開発者によって、あらゆるLinuxディストリビューション（fedora、debian、ubuntuなど）の上で動作するものとしてこのソフトウェアは維持されています。

AWStatsは柔軟性があるよう配慮して作られており、webブラウザを通じてCGI（common gateway interface）によって実行することも、OSのコマンドラインから直接実行することもできます。中間段階のデータベースファイルを使うことにより、よくある要求事項に対しては素早く大きなログファイルを処理して結果を返すことができます。標準のログ書式でも、カスタマイズされたログ書式でも対応できるようになっていて、Apache（NCSA combined/XLF/ELF や common/CLF のログ書式）、マイクロソフトのIIS（W3Cのログ書式）、WebStar、およびほとんどのウェブ、プロキシ、wap（Wireless Application Protocol？）、ストリーミングメディアサーバ、あるいはftp、メールのログを処理することができます。

よく知られたオープンソースのログ集計ツール（AWStats、Analog、Webalizer）にはどのような違いがあるかについては比較表をご覧下さい。

AWStatsはGNU一般公衆利用許諾の条件下で配布されるフリーソフトウェアです。ライセンス図にはあなたができることとできないこととが示されています。コマンドラインでもCGIでも動作するので、CGIとlogにアクセスできるウェブホスティング提供者と互換性があります？