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Java Embedding Plugin Readme

原文：Java Embedding Plugin Readme (3/2011) written by Steven Michaud

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Java Embedding Pluginとは何ですか？

Java Embedding Plugin は Apple の Safari 以外のウェブブラウザで Mac OS X の最新 Java を使えるようにするためのユーティリティです。配布されているJava Embedding Pluginデータに含まれている、更新済みバージョンの Mozilla MRJ プラグイン Carbon を一緒に使えば、現行の Firefox、Seamonkey、Caminoで Java Embedding Plugin の機能を利用することができます。またこれらの現行ブラウザには既に同梱されています。但し、あらゆるブラウザにおいてJava Embedding Plugin 機能を追加するにあｈ、Java環境が、Java 1.4.2、J2SE 5.0、Java SE 6 のいずれかである必要があります。

Apple 用の旧バージョン Java （1.3.1 以前）にはブラウザ開発者が利用するための、文書化されたAPIである「Java Embedding API」が Java Embedding Framework から取り出されて提供されていました。しかしごく最近になって Apple 社は非WebKit系ブラウザがより最新バージョンのJavaをサポートするための現実的な方法を提供しなくなりました。これは由々しき事態で、私はこれに対し既に何らかの対策を行ってきました。（この約1年の間、Apple 社は Oracle/Sun の Java Plugin2 を OS X に移植することに努力を費やしてきました。それが OS X 10.5.X、10.6.X の最近のJava Updateに反映されています。これは標準API（NPAPI）をサポートし、基本的には全てのブラウザで動作するようになっています。しかし、最新バージョンでは前バージョンと比べて幅広い改善が加えられたものの、まだリリースに耐える品質に達しているとは言えない代物なのです。）

導入要件

現行バージョン（0.9.7.5）の Java Embedding Plugin と MRJ Plugin JEP を利用するには Mac OS X 10.4.11 以降の環境が必要です。旧バージョン（0.9.6.5 以前）を利用するには Mac OS X 10.2.8 以降の環境が必要です。（Mac OS X 10.3.X と 10.2.8 の Dropping 機能のサポートは Java Embedding Plugin をソースからビルドすることで非常に簡単に実現できます。）

上述の通り、Java Embedding Plugin はこの数年は全ての Mac 用 Mozilla 系ブラウザ（Firefox、Seamonkey、Camino）の配布物に同梱されるようになっています（訳注：Camino については将来同梱予定でまだ現在は同梱されていない模様。参照：トラブルシューティング - TeamJapan/ja:support/faq/index - Camino Wiki）。だから、これらのブラウザを使っているのであれば、Java Embedding Plugin を改めてインストールする必要はありません。ただ、同梱されている Java Embedding Plugin をより最新のバージョンへと置き換えたいと思うかもしれません。それの方法については後述します。

Java Embedding Plugin は現在 Firefox 4 とは互換性がなく、同梱されていません。現在先行リリースビルドバージョンだけが利用できる状態になっています。私は Firefox 4 と互換性のある JEP の開発に取り組んでいます。

バイナリのインストールとアンインストール

Mozilla 系ブラウザに同梱された Java Embedding Plugin を他のバージョンのものに置き換えるのでなければ、このインストール作業は必要ありません。

ここに記す手順は旧バージョンの JEP に同梱されている Readme ファイルに記載された内容とは異なっていることに注意して下さい。変更されているのは、Apple 社が最新の Java Update（OS X 10.5.X、10.6.X 用）において変更を行い、その結果以前の方法ではもはや正しく動作しない様になったためです。

各ブラウザの JEP の Update する方法は以下の通りです。

  1. 「アプリケーション」（/Applications）にあるブラウザバイナリのアイコンで右クリック（またはCtrlを押しながらクリック）する。
  2. 「パッケージの内容を表示」（Show Package Contents）をクリック。
  3. Contents/MacOS/plugins フォルダを開く（Camino 2.1 では plugins フォルダは存在しなかった）。
  4. JavaEmbeddingPlugin.bundle と MRJPlugin.plugin を削除する。
  5. Java Embedding Plugin | Free software downloads at SourceForge.net から JEP をダウンロードして解凍展開する。
  6. 前項で作成されたディレクトリ内の Binaries サブフォルダにある JavaEmbeddingPlugin.bundle と MRJPlugin.plugin を 先程削除した場所（Contents/MacOS/plugins）にコピーする。

Mozilla 系ブラウザは常に Contents/MacOS/plugins に置かれた Java Embedding Plugin を参照し、/Library/Internet に置かれたプラグインは無視します。

JavaEmbeddingPlugin.bundle と MRJPlugin.plugin はバージョンを合わせておく必要があります。これらバイナリのバージョン情報を確認するには、それぞれのファイルアイコンを右クリック（またはCtrlを押しながらクリック）して、「情報を見る」（Get Info）を選択して下さい。