2.7. セキュリティと認証
システム管理者が重要なシステム、サービス、データを守る必要があるかどうかに関わらず、Red Hat Enterprise Linux では包括的なセキュリティ戦略の一部を提供する一連のツールと手法を提供します。
この章では、特にRed Hat Enterprise Linuxの観点で見た一般的なセキュリティへの紹介にふれています。それにはセキュリティ指示、一般的なセキュリティ上の弱点、侵入と問題が生じた際の反応に関する概念的情報が含まれます。また、ワークステーション、サーバー、仮想プライベートネットワーク(VPN)、ファイアウォールなどの実装に際し、SELinuxを使ってセキュリティを強固にするにはどうすればいいかについての設定概念と個別の内容についてもふれています。
この章はITセキュリティの基本的知識があることを前提に書かれています。 従って、物理アドレス制御、正しいアカウント維持方針と手法、監査などに関する一般的なセキュリティ実行の最低限のことにしかふれていません。必要に応じて、最終節で挙げた参考文献など他の情報も参照して下さい。