CentOS-5.2に関する文書を個人的に訳したものです。元文書はCentOS-5 Documentation。
/sbin/init
プログラム/sbin/init
プログラム
/sbin/init
プログラム(init
プログラムとも呼ばれます)は残りの起動過程を調整し、ユーザーごとの環境を設定します。
init
コマンドが開始されると、システムによって自動的に起動される据えての過程の上位プロセスになります。
まず、/etc/rc.d/rc.sysinit
スクリプトが実行され、環境パスの設定、スワップの開始、ファイルシステムの点検、その他システム初期化に必要となる全ての過程が実行されます。
例えば、多くのシステムは時計を使用しますが、rc.sysinit
は /etc/sysconfig/clock
設定ファイルを読み込んで、ハードウェアの時計を初期化します。
また別の例として、初期化しなければならない特別なシリアルポートがあった場合、rc.sysinit
は /etc/rc.serial
ファイルを実行する、というものがあります。
次に、init
コマンドは /etc/inittab
スクリプトを実行します。これは各SysV init 実行レベルをシステムはどのように設定すべきかを記述してあります。
実行レベルとは、SysVディレクトリ(/etc/rc.d/rc<x>.d/
、<x>
は実行レベルの値)に列挙されたサービスで定義される状態やモードのことです。
詳しくはSysV init 実行レベルをご覧下さい。